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2008年1月28日 (月)

マンガもアニメも日本並み

 大学の先生をしている友人からメールでたずねられました。

 「ちなみに台湾で流行っているアニメは何でしょう?
 アニメファンの多いと思うのですが・・・。」

 アニメファンは多いようです。なにしろテレビでアニメは日常的に放映されていますから。
 私も台北駐在時代は、たまに眺めていました。『ちびまる子ちゃん』『あたしンち』『とっとこハム太郎』『ドラえもん』・・・。どれも声優がよくて、日本のアニメの声を真似しているんです。もちろん、みーんな中国語(北京語)を話しています。だから、なんとも言えず、おかしいですよ。
 不確かな情報と記憶ですが、『あたしンち』などは中国語に加え、台湾語も交えてギャグを入れているとか・・・。この辺の詳細は、台湾の方に聞かないとわからないですね。
 ところで、これは本屋さんの棚です。マンガコーナーです。見事に日本のマンガでしょう。
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『キャプテン翼』が『足球小将翼』、『テニスの王子様』が『網球王子』・・・なーんとなく読めるし、意味通じるし、おもしろいでしょ。

 でも、「オタク」という言い方は台湾ではしないそうです。
 アニメ好きは「アニメ迷」、コミック好きは「コミック迷」と呼ぶそうです。何でも『電車男』の冴えない男のイメージがよくなかったようなのです。
 ちなみに、私は台湾で日本のテレビドラマ『電車男』を楽しく見ていました。
【参考:「旅々台北〈台湾のオタク(?)業界〉http://www.tabitabi-taipei.com/topics/20060512/
 今やマンガ・アニメの世界では、日本も台湾もちがいはないと言ってもいいでしょう。それだけ日本のマンガ・アニメが優れているのですね。

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2008年1月26日 (土)

問題の地球儀はこれだ!

 前回のブログに書いた問題の地球儀。いや、正確には地球儀型ビーチボール。これを私はなんと持っていました。

 ブログを書き終わった後、地球儀型ビーチボールを以前買っていたことを思い出しました。購入したのは台湾在住より何年も前のことです。ただ、いつ頃どこで買ったのか、全く記憶がありません。ビーチボールが地球儀という面白さだけで買いました。

 これが製造会社です。

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 いい名前の地球儀でしょう。いやビーチボールでしょう。
 ビーチボールゆえ、教室に置いておいたら、6年生のクラスの子どもたちがビシバシと叩いてバレーボールの真似事をして遊んでいました。そのため、自然と穴が空いてしまいました。悲しいかな、地球は壊れてしまいました(笑)。

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 どうですか、これ?
 「台湾(中華民国)」という国はここにはありません。「台湾」という国は、完全に抹消されています。
 代わりにここにあるのは、中華人民共和国に所属する「台湾島」という一つの島です。

 実際に存在する一つの国を消すなんて、本当に恐ろしいことです。最後にもう一度、その問題部分をアップで見てください。

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 新聞によりますと、このビーチボールは現在販売中止だそうです。当然のことです。
 しかし、商品はおもしろいアイディアでGoodです。ですから「台湾島」の表記を「台湾(中華民國)」と変え、再び販売できたらいいなあ、と私は独り思っております。

【追記】
 印刷が難しいからなのか、よく見ると台北の位置も若干(じゃっかん)おかしいです。あっ、上海も・・・ですね。

 

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2008年1月20日 (日)

地球儀「台湾島」表記問題

 今月10日、驚くべきニュースが飛び込んできました。

■学研 地球儀  台湾を“抹消” ▲中国が圧力「島」に変更■
 学習教材大手「学研」(東京都大田区)グループが国内向けに販売する音声ガイド付きの地球儀が、中国政府から圧力を受けて、台湾を単なる「台湾島」と表記していることが9日、わかった。同社は「中国の工場で生産しているため、中国政府の指示に従わざるを得なかった」と釈明しているが、識者からは「国益を損ないかねない」と憂慮の声が上がっている。  【2008.1.10付「産経新聞」】

 これ、とんでもない話です。台湾(中華民國)という国を地図上から無くしたのです。それも日本の子どものための日本の学習教材会社が! 中国(中華人民共和国)の圧力に屈して!!

 そこまでして売りたいのでしょうか。

 なんでもこの「スマートグローブ」という地球儀は、各国の地理や文化などの情報を音声で案内するシステムが組み込まれているとかで、「台湾」のところを指すと、「台湾島」「中華人民共和国」と音声ガイドするそうです。

 台湾なんて関係ねぇ! なーんて思っている人。そういう無関心はたいへんまずいのです。中国の思うつぼです。何しろ、この地球儀は、台湾の他にも中国の見方で地図が作られているのですから。
 例えば、日本の北方です。樺太の南半分や北方領土以北の千島列島はロシア領と色分けされているそうです。

 これらは(筆者注:上記部分)サンフランシスコ講和条約(1951年)で日本が領有権を放棄した後、帰属先が未定となっているため、日本の地理の教科書では、日露のいずれにも属さない白表記になっている。  【同掲紙】

 中国はしたたかです。何も言わないでいると、それが真実のようになってしまいます。だから無関心はまずいのです。
 この記事を読み、一人怒っていたら、1週間後の17日、次の新聞記事を目にしました。

■「台湾島」表記問題  地球儀パズル ビーチボールも■
 「台湾島」表記があったのは、ジグソーパズルなどの老舗「やのまん」(東京都台東区)が製造・販売する「3Dジグソーパズル地球儀」。同社は16日、この部分のピース交換の受け付けを始めた。今後、製造する商品も「台湾」表記に変更する。
 ・・・略・・・
 一方、東京都内の輸入地図販売店がオリジナル商品として開発した地球儀型ビーチボールも「台湾島」があり、16日、販売中止を決めた。生産拠点を中国に移したのは2年前だが、販売を始めた約20年前から「台湾島」表記。「当時の経緯を知る者はいない」という。
 同社は「こうなっては中国では製造できない。売れ筋で、唯一のオリジナル商品だっただけに大きな打撃だ」と苦渋をにじませている。  【2008.1017付「産経新聞」】

 な、な、なんとまだあったのです。こりゃあどういうことでしょうか! と新たな怒りをもったたった2日後に、またしてもこんな見出しの記事を目にしました。

■地球儀また「台湾島」 名古屋の会社 自主回収へ■
 ・・・文具・事務用品販売の「デミカ」(名古屋市)が販売していた地球儀も「台湾島」と表記されていたことが18日、分かった。同社は店頭の商品を回収するとともに、購入客に商品引き取りなどを呼びかけている。  【2008.10.19付「産経新聞」】

 後から後から次々と出てきます。なんだか昨年の食品偽装問題のような感じになってきました。地球儀を作り販売している人たちには、日本や台湾のことを考える良心はないのでしょうか。

 と新聞に影響されて、エラソーに書きました。
 地球儀は本当に問題ですが、実はそれに負けず劣らず身近な小学校社会科の教科書も問題だと、私は考えます。(【本ブログ「教科書にない台湾 Part1」(http://omoshiro-taiwan.cocolog-nifty.com/blog/2007/04/post_cc6c.html)】)
 後追い記事も充実していた「産経新聞」はこの点、どう考えているのでしょうか。

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2008年1月17日 (木)

「国連」という意図的な誤訳

 昨年暮れ。台湾から帰る時、桃園国際空港で『新台灣(New Taiwan)』N0.614(2007.12.28~2008.1.3)という週刊誌を買いました。中国語で書かれているので、私は満足に読むことはできません。しかし、すべて漢字です。意味はなんとなくわかります。漢字って本当に便利な文字ですねぇ~。

 今回の立法委員選挙の記事が主でしたが、その中で私の目に止まる写真がありました。これです。(同掲誌P36)

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  台湾は国連に「台湾」という名前で加入しようと申請しました。けれど、国連がそれは受け入れられない、と拒絶しました。その話は以前、このブログでも書きました。(参照:本ブログ「台湾に冷たい国連」http://omoshiro-taiwan.cocolog-nifty.com/blog/2007/07/post_2851.html)その時、総統府前では、こんな式典をやっていたんですね。

 この写真で気づいたことは2つです。
 1つは、中華民國の国旗が極端に少ないということです。「台湾」という名前で申請したのだから「中華民國」の国旗は控えたのだろうと思います。
 もう1つは「国連」ではなく、「連合国」と書かれている点です。総統府の建物正面に書かれている文字をよーく見てください。
 「台灣加入聯合國」となっています。「国連」つまり「国際連合」ではないんですよ。

 なぜ「国連」ではなく「連合国」なのでしょうか。これについてくわしく書かれている本がありますので、それを引用します。少し長いですが、お付き合い下さい。

 ・・・政府や省庁にとって都合よく解釈するために、英語の用語をあえて“誤訳”することがあります。
 たとえば国連です。国連(国際連合)の英文は、「United Nations」です。これは、そのまま訳せば「連合国」となります。第二次世界大戦で日本やドイツ、イタリアと戦っていたアメリカやイギリスなどは「連合国」と呼ばれていました。「国連」とは、第二次世界大戦を戦っていた連合国が、二度と世界戦争が起きないようにしようとつくった国際的な枠組みです。そこで、戦争中の「連合国」をそのまま使っているのです。
 しかし、敗戦国の日本が「United Nations」に加盟するとき、外務省は、旧敵国の連合国に加わるというイメージを避けるため、これを「国際連合」と訳しました。意図的な誤訳といっていいほどだと思います。
 「国連」などという言い方をすると、日本人は、まるで将来は「世界連邦」にでも発展するような理想の組織と思ってしまいがちですが、実際は、連合国にとって都合のいい組織として発足したものです。ですから、連合国で中心になっていた国々が、安全保障理事会の常任理事国として「拒否権」を持つなど、特別な力を持っているのです。
(池上 彰『ニュースの読み方使い方』新潮文庫・P203-204)

 筆者の池上氏は、11年間にわたりNHKの「週刊こどもニュース」でお父さん役をやっていた方です。知っている人も多いでしょう。
 その池上氏がはっきり言っています。「国連」とは「連合国」の意図的な誤訳である、と。だから、理想的な組織ではなく、連合国にとって都合のいい組織なのだ、と。

 イケガミお父さんの言っていることが正しいことは、台湾総督府前での式典写真が見事に証明しています。中国語では「国連」ではなく「連合国」と正しく訳しているからです。
 また、台湾がいくら「仲間に入れてくれー」と言っても、常任理事国が「いいよ」と言わない限り、残念ながら入れないのです。常任理事国には中国がいます。私は台湾には国連に入ってほしいと思っていますが、現実を考えるとなかなか難しいことがわかります。

 小学6年生の社会科では国連について学びます。しかし、ここに書いたことは、おそらく学校では学ばないでしょう。
 国連の見方・考え方にもいろいろあります。まず、それらを知ることが大切です。
 今回は「国連」という日本語訳について、台湾を通して考えてみました。 

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2008年1月16日 (水)

台湾ビールはうまい!

 小学生のみなさん、ごめんなさい。
 未成年のみなさんにはビールの話は禁物ですね。

 子どもの頃、父の飲んでいたビールをなめたことがあります。飲んだのではないですよ。なめたのです。そのまずいことと言ったらありませんでした。父があまりにもおいしそうに飲んでいたので、父に許可をとってなめたのです。
 「こんなまずいもの2度と口にしない!」
 これがその時の思いでした。
 七五三の時、神社で巫女さんからもらったお酒をなめた時もはっきり覚えています。
 まずくて一瞬、気持ち悪くなりました。
 そんな私が大人になり、ビールを好きになるのだから、不思議なものです。

 さて、ビールと言えば、台湾には「台湾ビール」というビールがあります。
 これがまた台湾で飲むとおいしいのです。気候が影響しているのかもしれません。すっきりしていて、非常に飲みやすいのです。しかも、メチャ安い!

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 この「台湾ビール」の金牌が実にうまいのです。あっ、ごめんなさい。飲めない人に対して、味のことを言っても仕方ないですね。味の話はもう止めにしましょう。

 不思議なのは、日本で「台湾ビール」を売っているところが極端に少ないことです。売っていたとしても、写真のような大瓶ではなく、台湾でまず目にすることのない小瓶なのです。

 そうそう生ビールもあります。もちろん、大瓶で。

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 昨年暮れ。台北で夕食を食べる際、久々に「台湾ビール」を飲みました。やはり台湾で飲む「台湾ビール」はおいしいです。

 というわけで、今回は、仕事から帰ってきて無性にビールが飲みたくなり、「エビスビール」を飲んでから(酔っ払ってから)、これを書いているまるたみ老師でした。

 

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2008年1月13日 (日)

派手な選挙戦

 昨日12日(土)。台湾の立法委員選挙が行われました。立法委員とは日本でいう国会議員のことです。たいへん大きな選挙です。
 結果はなんと、最大野党であった中国国民党が圧勝しました。陳水扁総統率いる現在の与党・民主進歩党は惨敗しました。これで完全に与野党が逆転しました。

 台湾国民は、民進党が強く主張していた「台湾人意識の高揚」より、国民党が主張していた「中国との経済振興策」を選んだわけです。理念より現実路線といったところです。国民の暮らしぶりを考えると、国民の選択は納得できます。

 しかし、この結果に対し、私自身は複雑な思いでいます。中国との結びつきが強くなることで対日政策はどうなるのか、台湾人意識は低下しないのか、脱蒋介石化政策はまた元に戻るのか・・・などなどいろいろな心配事が出てきます。

 ちょっとむずかしい話になってしまいました。それはひとまず置いといて、本題に入りましょう。昨年12月末、台北を訪れた際、多くのところで目にしたのが、この立法委員選挙のポスターでした。ポスターといっても、日本とはスケールがちがいます。とにかく、でかくて派手なんです。また、面白いところに立候補者の宣伝があります。

 では、以下、写真で見てください。

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 これは廃屋の壁に掲げられていたものです。緑色で「台湾優先」の文字、まちがえることなく民進党です。

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 どうですか? この大きさ!
 2・3階部分すっぽり被せるくらいの巨大なポスターでした。
 ちなみに、真ん中の謝長廷氏は民進党の次期総統候補者です。

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 青色の国民党も負けてはいません。こちらはバス停にポスターを出しています。こちらも民進党同様、次期総統候補者の馬英九氏がいっしょに入っています。
 このバス停は猫空のものです。なぜか猫空には国民党のポスターが多く貼られていました。

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 これまた大きいです。このポスターは緑でも青でもありません。カラフルです。おそらく無所属でしょう。
 それにしても2~4階にかけてのポスター・・・参りました。

 でも、こちらはもっと迫力がありました。

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 李登輝前総統が率いる台湾団結連盟のポスターです。 巨大な横断幕型ポスターには、本当にメチャ驚きました。

 驚きはまだあります。

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 なんと李登輝前総統はバスのボディにまでポスターとして登場していました。

 そしてラストです。この巨大さには開いた口がふさがりませんでした。ではどうぞ。

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 何階分あるのでしょうか。
  でかい、デカイ、デカい…。本当に驚きました。

 ところで、まだ具体的に誰が当選したのかはわかりません。ここに取り上げた方々は、みなさん当選したのでしょうか?

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2008年1月 6日 (日)

絶景! 猫空ロープウェイ

 いよいよロープウェイの出発です。高度が上がっていきます。

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 小高い山を昇っていくと、超高層ビル「台北101」が見えるではありませんか。
 台北の冬は曇り空が多いのです。しかし、この日の天気は晴れ。視界良好です。神様・仏様に感謝しなくてはならないほど、いい日和でした。

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 途中駅「動物園内站」です。
 ロープウェイの上から眺めても、この台北市立動物園は大きいです。まるで山の中に動物園があるようです。

 思ったよりも結構急な斜面をロープウェイは昇っていきます。

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 そして、いよいよこの絶景です。
 Beautiful! Wonderful!

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 どうです? すばらしい眺めでしょう。
 次の角度からだと、台北101も遠くにしっかり見えますよ。

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 そうそう、途中の駅名にもある指南宮も山にへばりつくように、ズドドドーンと建っています。大きな廟(びょう)です。

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 言い忘れましたが、ここまで来る間にロープウェイは、1つのポイントで大きく曲がります。その曲がり方は直角と言ってもいいほどです。

 さあ、台北の絶景を楽しんだ後は、いよいよ終点です。

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 終点・貓空站に到着です。お疲れ様でした。
 ロープウェイからの景色は楽しめましたよね。

 それでは最後に高度をお教えしましょう。
 ・動物園站   ・・・24.1m
 ・動物園内站 ・・・95.5m
 ・指南宮站   ・・・264.3m
 ・貓空站     ・・・299.3m
 約20分ほどで、全長4033mを275mも高く昇るんです。この20分間は十二分に楽しめます。

 大満足の貓空纜車(猫空ロープウェイ)でした。

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2008年1月 5日 (土)

猫空ロープウェイ

 猫空―「ねこそら」と書いて「マオコン」と読みます。昨年流行った映画『恋空』とは全く関係ありません。(笑)
 猫空は台北市文山区にあります。と言ってもわかりませんね。大都市・台北の南に位置する小高い山にあります。

 猫空は、お茶(特に鉄観音茶)の産地として有名なところで、付近には観光茶園が点在しています。

 「猫空」というちょっと変わったオシャレな地名は、福建語の「猫洞」から来たそうです。なんでもこの付近の渓谷の地質は、硬い部分と柔らかい部分があり、それらが渓流の侵食により、川底に猫の爪で引っかいたような穴をつくったそうです。それで「猫洞(孔)」と呼ばれるようになり、今では同じ発音の「猫空」になったということです。
 地名というのは意味があり、おもしろいですね。
 【参考H.P:「駆斜剃ゅン」http://www.tit.com.tw/page_j/food1_1.php?id=550&key=2&tit=%E6%82%A0%E3%80%85%E5%8F%B0%E6%B9%BE

 その猫空に、昨年2007年7月ロープウェイが開通しました。
 このニュースは開通した頃から知っていましたが、「途中で止まった」「故障した」「すごく並ぶ」などアクシデントを含め、マイナスの情報ばかりが入ってきていました。しかし、やはり乗ってみたいという気持ちが強く、今回の台北訪問では乗るのを楽しみにしていました。

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 MRT木柵線で終点・動物園站(「站」は「駅」のこと)へ行きます。そこから300m歩くと、左上のような「猫空纜車(猫空ロープウェイ)」の動物園站が現れます。

 全長4.03㎞を20分ほどの時間をかけて登っていきます。それでななんと50元。日本円にして150~200円ほどの安さです。右上はその料金表です。

 箱根のロープウェイのように、途中に駅があるのも特色の1つです。動物園内站と指南宮站です。

Img_3270 その50元の切符も見てみましょう。切符というより、SUICA(スイカ)やPASMO(パスモ)など日本の電車のカードと同じようでした。
 そのため当然、台北市内のバスやMRTで使える悠遊カードも使えるのです。本当に便利です。

 ロープウェイはフランス製です。
 1台8人乗りです。では、そのロープウェイを見てみましょう。どうです? きれいでカッコいいでしょう。

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 さあ、続きは明日。ロープウェイからの絶景をお楽しみください。

 

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2008年1月 4日 (金)

猫空の猫

 大都市・台北の南には知る人ぞ知るお茶の産地があります。
 その一つに「猫空(マオコン)」があります。大都市の近郊ながら、山の高台に位置し、台北市内が一望できる景色のいい場所です。
 猫空はお茶の産地であり、多くの茶藝館(お茶を飲ませ、食事をさせるところ)があるところとして知られています。

 この猫空に昨年、ロープーウェイが開通しました。今回、台北に訪れるにあたって、とにかく一度それに乗ってみたくて、猫空に行きました。これについては明日詳しく紹介します。

 それにしても、「猫空」って素敵な地名でしょう。
 なんとなくロマンチックな気分にさせてくれますよね。全く理由はありませんけど(笑)。
 その猫空で、当然のことながら、茶藝館に入りました。「邀月(ヤオユエ)」という茶藝館です。と、その自然あふれる茶藝館でおもしろいもの、いやかわいいものを見ました。
 猫です。そう、「猫空の猫」です。そう気づいた時、思わずカメラのシャッターを切りました。2匹いたのですが、1匹の黒猫はカメラを構えたとたん、逃げて行ってしまいました。もう1匹の猫はご覧の通り、いいポーズでカメラに収まってくれました。
 ねこちゃん! 謝謝!

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 今回はややどうでもいい話でしたね。
 実は、私事ですが、猫好きの友人がこのブログを読んでいることを知り、「猫空の猫」について急に書きたくなって書いたのです。

 もう1つ言えば、台湾では、犬は(野良犬を含めて)数多く見ますが、猫はあまり見かけません。そう考えると、この写真も「猫空」という地名自体も珍しいといえるかもしれませんね。
 

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2008年1月 3日 (木)

爆発! 新年カウントダウン花火

 今日で正月三が日も終わりです。
 新年を迎えて3日経ちました。早いものです(笑)。

 1日のブログで、台北の町は旧正月を祝うので普段と変わらない、と書きましたが、実は新年を迎えるカウントダウンの瞬間には、台北に大きなイベントがあるのです。
 それは世界2位の高さを誇る超高層ビル「台北101」でのカウントダウン花火の打ち上げです。

 ちょうど私が台北駐在中の2005-2006年から始まりました。当時は台湾のテレビニュースでも大きく取り上げられました。今では日本を始め、海外のニュースでも取り上げられているようです。見た人もいるのではないでしょうか。

 今朝の新聞にこの記事が載っていました。

 〈壮麗 1万2000発〉
 世界一の高さを誇る台北市内の超高層ビル「台北101」で1日、2008年の幕開けを飾るカウントダウン花火が打ち上げられた。3回目の今年は188秒間に過去最大の1万2000発が打ち上げられ、内外の見物客ら60万人を魅了、台北観光の底上げにも一役買ったようだ。(台北 長谷川周人)【2008.1.3付「産経新聞」】

 何だか年々派手になっているようです。残念ながら、私は花火を見ずに帰ってきました。が、見事な花火を見るために、台北の町はたいへんだったようです。
 別のニュースでは、次のように報じていました。

 〈大晦日の夜、捷運も大混雑〉
 大晦日の夜は各地で年越しカーニバルが開かれたが、台北市では台北101ビルを中心に花火ショーが繰り広げられ、60万人の見物客が信義区に集まり、熱気に包まれた。台北市捷運(MRT)は午後5時から帰宅のラッシュアワーが始まり、同時に年越しカーニバル会場への客が増えだした。7時には台北駅、市府駅、忠孝復興駅では改札口からプラットホームまでたどり着くのに15分を要するまでに混雑した。台湾では道路や鉄道が混雑したほか、携帯電話も混雑した。夜11時から翌1時までの2時間の間に2500万通の携帯メールが飛び交った。携帯電話各社は101ビル付近や高雄市の海洋の星などで基地局の増設を行ったが、全くつながらない状況となり、一部地方ではメールを受け取るのに2時間を要した。【「な~るほど・ザ・台湾 メールマガジン 」2008.1.2号】

 要するに、「駅はスムーズに使えないほど混雑していた」「道路も混雑していた」「携帯も混雑していて使えなかった」ということなのです。
 きれいで壮大な花火の下では、多くの人が困りながらも新年のお祝いをお互いに発し、うごめいていたということがよくわかる話です。

 最後に、この花火の様子を見たい方は、以下のHPへどうぞ!
 【「旅々台北【熱門特集】台北:新年カウントダウンスペシャルhttp://www.tabitabi-taipei.com/topics/20070101/
 昨年の2006-2007年の様子ですが、その壮大さはわかることと思います。

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2008年1月 2日 (水)

國立故宮博物院はいいぞ!

 台北に住んでいた頃、故宮博物院には当然何度か足を運びました。
 そんな故宮博物院に今回の台北訪問では、あえて訪れてみました。その理由は故宮博物院が昨年リニューアルオープンしたからです。
 私が住んでいた2004~06年はずっと工事期間中で、正面玄関から入ることはできませんでした。今回はその正面から入ることができます。わくわくして、故宮博物院に行きました。

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 いやー、広くなりました。また当然ですが、きれいになりました。

 ところで、故宮博物院のことをあまり知らない人のために、台北日本人学校の小学3・4年生が使う社会科副読本から引用しましょう。

 世界でもっともすばらしい博物館4つのうちの一つに数えられています。中国の昔の皇帝の宝物が、およそ70万個も収められています。展示品は3ヵ月に1回入れ替えられますが、全部を見るには、3ヵ月に1回通い続けても、10年以上かかると、言われています。
 【『新編 みんなで学ぼう 台北 台湾』〈2006年版〉P21】

 そうなんです。簡単に言えば、故宮博物院は歴代中国皇帝のお宝がごまんとある博物館なのです。
 それで今回の見学でやはりよかったのが、数々の工芸品です。
 工芸品と言えば、我がモノづくり日本が最高です。がしかーし、故宮博物院にある数々の工芸品は目を見張るものがたくさんあります。
 もう何度か来ているから1時間ほどパアーと見て帰ろう! なんて安易に考えていたのが間違えでした。あっという間に2時間が過ぎてしまいました。

 故宮博物院のお宝には、人を惹き止める力があります。

 

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2008年1月 1日 (火)

古き善き日本人を台湾人に見る

 新年快楽! あけましておめでとうございます。
 今年もよろしくお願い申し上げます。

 元旦ということで、今回の台北訪問での善きエピソードを一つお話ししましょう。 

Img_3100_7 リニューアルオープンした故宮博物院に行こうと、左の「福林國小」というバス停で待っている時のことでした。
 台北のバス停には、基本的に時刻表がありません。写真のように、広告とその裏にバス路線図(バスルート)があるだけです。
 妻と私の二人で、どのバスが故宮博物院に行くのか、バス路線図を眺めていると、一人の品の良いおばあさんが話しかけてきました。
 「どちらまで行かれるのですか?」
 きれいな発音の日本語です。私は答えました。
 「故宮博物院です。」
 「それなら304のバスで行きますね。」
 おばあさんは親切かつ丁寧に教えてくれました。思わず今度は私から話しかけてしまいました。
 「ありがとうございます。それにしても日本語、お上手ですね。」
 おばあさんは笑顔で答えてくれました。
 「日本時代にね。学校で習いましたから。」
 「えっ、そうだとすると、おいくつなんですか?」
 見るからに知的で品の良いおばあさんは、そんなに高齢には見えません。
 「78です。もうすぐ80ですよ。」
 「えーっ! お若いですね。そんな年齢には見えませんよ。」

 おばあさんは「日本統治時代(日本が台湾を植民地にしていた時代)」を「日本時代」とはっきり言いました。それも懐かしむかのように・・・。
 おそらく彼女は優秀な子どもだったのでしょう。日本語の発音もきれいで滑らかでした。一瞬、日本人のお年寄りかと思ったほどでしたから。

 そうした会話をしている最中、255のバスが走ってきました。
 すると、おばあさんは急に手を挙げ、言いました。
 「あのバスも故宮に行きますよ。」
 台湾のバスは、バス停にただ待っているだけでは止まりません。タクシーのように手を挙げないと、走り去ってしまいます。
 おばあさんは私たち二人のために255のバスを止め、さらにドアが開くと、運転手に道から中国語で話し始めました。どうやら私たち二人の日本人が故宮博物院に行くので、ちゃんと降ろしてやってほしい、と話しているようでした。
 バスに乗り込んだ私たちは、バス停に残っているおばあさんに向かって「ありがとうございました。」「謝謝您。」とお礼を言いました。
 あばあさんは笑顔で手を振ってくれました。

 台北を訪れて2日目の朝。名も知らぬおばあさんの善き行為に、気分をよくして、故宮博物院に向かうことができました。
 親切な台湾人のおばあさん。きれいな日本語を話す台湾人のおばあさん。その姿に、古き善き日本人の面影を見た想いを、私はしました。

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